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2018年5月

2018年5月20日 (日)

タンギングの大事な話

 小学校3年生のリコーダー導入講習を始めて、このタンギングのことをどうしてもブログに書いておきたいなあ、と思うようになりました。参考にしていただければ幸いです。

トゥトゥは笛語?

 小学校ではタンギングのことを「トゥトゥ」と教えます。「トゥトゥトゥは笛語です」と教える例もあるようです。私が子供のころも「トゥトゥ」、と習い、今回、現場に出てもやはり変わっていません。

 でも私は家でリコーダーの個人レッスンを長く行う中で、「トゥトゥ」と習ったために上達が困難になった例をたくさん見てきました。
 「トゥー」と言ってしまうと、舌の先が上がり、舌の奥が下がって息の流れを邪魔してしまいます。舌の両脇を狭めた形になり、上口蓋にくっつく範囲を調節することが困難になり、かたいタンギングで音が割れやすくなります。「d」、「r」など表現を広げるために必須な多様なタンギングにつなげることも困難になります。

 そもそも「トゥトゥ」と発音しているリコーダー奏者はいるのでしょうか?

タンギングは「天才テレビ君はイーテレ!」で

 
拙著「リコーダーが上手くなる方法」では、このタンギングの項目について詳しく書きました。でも45分間でタンギング、フィンガリング、トーニング、姿勢の指導、子供たちのやる気を引き出す演奏をこなさなくてはいけない導入講習ではそんな詳しい説明をする時間は取れません。

 そこで本題!いい方法を見つけました。「天才テレビ君はイーテレ!」
こどもたちに言うと、「わ―知ってる!」と大喜び。一緒に声に出して言ってもらいます。
そのあと、母音のみで声に出して言います。子供たちに「あいうえお語で言うんだよ~。えんあいええいうんあいーええ!」というと、すぐに真似して言います。(大人は考えてしまってなかなかできません!)

 母音のみの発音をした後、もう一度「天才テレビ君はイーテレ」と言ってもらいます。「どうだった?」と聞くと、「ベロがぶつかる」とか、「ベロが動いた」とか答えてくれます。それがタンギングであることを伝え、「イーテレテー」と言ってそのまま舌を口からベローっと出させ、舌が薄く平べったくなってることを確認します。
 文章にすると長いですが、説明抜きで子供たちと「天才テレビ君はイーテレ!」と言い、あいうえお語で「えんあいええいうんあいいええ!」と言い、もう一度「天才テレビ君はイーテレ」と一緒に言う。最後に「イーテレテー」とベロを出して確認する。たったこれだけの手順で、美しい発音とその後の発展につながるタンギングを教えることができます。

 5月3日の記事「小学校3年生のリコーダー導入講習」にも書きましたが、たった1回の講習でできることはたかが知れていると、よくわかっています。でもその時一緒にいた子供たち、先生がたの記憶の中に「トゥトゥよりも、テー、と舌を薄く平べったくするほうがきれいにタンギングできるんだなー」ということが残ってくれれば、いいな~と思っています~


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2018年5月 3日 (木)

小学校3年生の導入講習

 GWも中盤ですね。みなさまいかがお過ごしでしょうか? 私は昨日、一昨日と小学校3年生のリコーダー導入講習に出かけ、今日からお休みです。


 正直に言うと導入講習をはじめたきっかけは「お出かけできること」でした。子育ても犬の世話もなくなったこの一年ちょっと、すっかり「空の巣症候群」に陥ってしまい、このまま家にいてはいけないと、始めました。動機は不純ですが、始めてみてこれがとても大事なお仕事であることに気づきました。

大学時代に音楽の教員免許を取るための授業で繰り返し言われたことは、
 「子供たちに『わかった?』と聞くと、『わかった』と返事をする。それは中身がわかった、という意味ではなくて、日本語が聞こえました、という意味です」
ということでした。

 その通りだと思います。公立小学校の導入講習で出会うのは、本当に普通の子供たちです。たった一回の講習で、息のこと、タンギングのこと、いったい何が伝えられるのかな…という気もします。でも現場に立つようになって、これだけは伝えたいという事柄はクリアに、そしてその思いは強くなってきたことに自分でも驚いています。

 日本語が聞こえました、だけじゃない何か一つだけでもこどもたちに届くと信じて、工夫してやってみたいなあ。そして、クリアになったことをこのブログにも書いて、残していきたいです。

まず始めは、タンギングのこと。「天才テレビ君は、イーテレ!」です~

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 今年はお花が早いですね!


 

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