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2016年10月28日 (金)

バッハのカンタータ106番

 16年間、毎月、ミノーレのレッスンでお会いしていたKさんが、先月亡くなられました。

レッスンをお休みされた8月の終わりに、ご本人からお別れのごあいさつのメールをいただきました。突然のことに皆で驚き、励ましの寄せ書きを届けた日の前の晩に、亡くなられたそうです。87歳でした。
 「送り出すときはバッハのカンタータ106番を流して」というのが、生前からの希望で、息子さんはその通りになさったそうです。
 今月16日、浜松のアクトシティで行われた磐田バロックコアの演奏会で、このBWV 106番を演奏する機会をいただきました。指揮者の鳥居さんが、「私たちそれぞれの、先に逝かれた大切な人を思って演奏したいと思います」とおっしゃいました。本番で指揮を振り出す前にちょっとだけ、目を閉じて、お祈りされたようでした。私も、祈りました。
  若い時は、一緒に過ごした人が亡くなることが恐ろしかった。
自分の知っている人がどんどんいなくなってしまうって、どんな気持ちかしら、と、お年寄りを見て思っていました。
 でも年を重ねて、大切な人たちがあちらの世界に逝ってしまうことが増えてくるにつれ、少し気持ちが変わってきました。知り合いがだんだん増えて、心強いような、温かいような気持ちです。まだ早いかしら。
  
 思い出す人の顔は、みんな笑顔。私もそうなれるといいな。

 バッハのカンタータ106番、素敵な曲です。youtubeなどでも聞けるので、良かったら検索してみてください。レオンハルト、アーノンクール、ヘレベッヘなど、古楽器オケのものがおすすめです。
 そうそう、先日夫と見に行った映画、「シーモアさんと、大人のための人生入門」の中でもこの106番の冒頭の曲、ソナティーナが演奏されていました。ピアノの演奏でしたが、やっぱり美しいな、と思いました。

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