宝を探して
先日、池上敏先生作曲の、「Four Formations for Four Recorders」という曲を初演させていただきました。
リコーダー4重奏のために書かれ、4楽章と、どこに入れてもいいインテルメッツォがついています。
インテルメッツォ無しでも20分以上かかる、大作です。(リコーダーの曲としては)
時間をかけて丁寧に書かれた作品で、演奏は難しかった!
池上先生は、山口大学で教鞭を取られている作曲家です。
リハーサルに立ち会ってくださり、初めて演奏を聞いて、大喜び、どころか大興奮してくださいました。
「こうなるだろう、と思ってもちろん作曲はしているのだけど、それが実際の音になった時に、想像を超えた響きが広がって、本当に興奮する」とおっしゃっていたのが、とても印象的でした。
作曲家が思い描く音の世界を実現するということは、こんなにエキサイティングなことなんだな~、と改めて思いました。
初演の神戸公演の後、長野で1回、東京で2回、合わせて4回演奏させていただきましたが、そのたびに新たな発見がありました。丁寧に、色々な仕掛けをしてあるこの曲、まだまだお宝が埋もれていそう。
演奏することは、作品の中にある宝を探して、形にして出してあげること。
本当にエキサイティング!
お忙しい中、11日の東京公演にも山口からいらしてくださいました。中央が池上敏先生です。
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