4、和音の転回
和音はいつでもドミソ、ラドミ、のようにお団子のような形に並んでいるわけではありません。
ドミソはミソド、ソドミ。
ラドミはドミラ、ミラド。
このように重ねる順番を変えることを、「和音の転回」といいます。
並び順が変わっても、和音の構成音が同じなら、同じ和音です。
音の関係を調べます。
長三和音から代表でドミソ。
基本形 ドミソ=ドミ+ミソ、外側はドソ。 長三度+短三度、外側は完全5度。
第1転回 ミソド=ミソ+ソド、外側はミド。 短三度+完全4度、外側は短6度。
第2転回 ソドミ=ソド+ドミ、外側はソミ。 完全4度+長三度、外側は長6度。
次に短三和音から代表でラドミ。
基本形 ラドミ=ラド+ドミ、外側はラミ。 短三度+長三度、外側は完全5度。
第1転回 ドミラ=ドミ+ミラ、外側はドラ。 長三度+完全4度、外側は長6度。
第2転回 ミラド=ミラ+ラド、外側はミド。 完全4度+短三度、外側は短6度。
整理してみます。
上記に出てきた音程は、
完全4度、完全5度。 長3度、長6度。短3度、短6度。 この6種類です。
この6種類の音程を正しく取れるようになれば、アンサンブルをするときにとても大事な長三和音、短三和音を美しく響かせることができるのです。たった6種類ですよ!
これはとても大切なことです。
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