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2011年8月29日 (月)

「ふたりのルイエ」プログラムノート その1

今度のコンサートは「渡辺清美セカンドソロコンサート」ですが、リコーダーを吹く人は私だけでなく、宇治川朝政さんもチラシに載ってます。
プログラムはルイエのソロソナタばかりですが、1712年から22年の間にロンドンで出版された二重奏版の編曲を入れました。

18世紀の初め、ロンドンは空前のリコーダーブームに沸き、富裕層の愛好家がこぞって楽譜を買い集めました。
演奏家にレッスンを受けると、その料金は目玉の飛び出るほどでした。
ロンドンのやり手の出版社、ウォルシュ&ヘアー社はそこに目をつけ、当時ポピュラーなメロディーを不詳の音楽家に二重奏用に編曲させ、伴奏者や指導者がいない愛好家のために出版しました。

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今回コンサートで取り上げるのは、その中の1曲です。たぶんルイエ・ド・ガンのソナタで一番有名な、作品1-1。

そして、本当はもう1曲同じ形でやろうと思ったのですが、なかなか編曲がいいね!というものがなく、かといって二重奏が一つではさびしいので、同じくルイエ・ド・ガンのトラヴェルソ用の二重奏曲集から1番のニ長調を取り上げることにしました。

こちらは最初から二重奏用に作曲されているので、なっとく、の響きがします。

宇治川さんは世界レベルで活躍できる、数少ないリコーダー奏者です。

リハーサルも順調に進んでます。どうぞお楽しみに


Tree01


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