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2011年8月21日 (日)

8.差音について その2

今回 、このブログを書くにあたって「差音」をググってみました。

単に「周波数の差の音」と書いてあるものが多く、また「機械では測定できない」と書いてあるものも多かったので驚きました。

数学に弱いので、「周波数の差」と「周波数の比の差」が実際の数字で同じになるのかどうかわかりませんが、違うような気がします。

また、機械では測れない、と書いてあるものも多かったのですが、実際に測れます。


Bird01_2


長6度でぜひ試してみてください。

チューナーを用意して、一人がソ、もう一人がミを吹きます。その時、チューナーの画面でG,Eという表記が出るのを確認してください。ふたり同時にならしてハモらせると、Cという表記が出ます。長6度の差音であるド、です。
短三度、短6度でも同様に測れますが、長6度が一番拾いやすいようですよ。


もしオーケストラチューナーなど、精度の高いものをお持ちなら、4度、5度、長三度などでも試してみてください。これらは差音が実際に吹いている音とオクターブ関係にあります。オーケストラチューナーならC4,G3というように、何オクターブ目のド、とかソとかわかるので、チューナーが拾っている音が実際に吹いてる音なのか差音なのか、わかります。


これは実際にレッスンで使っているやり方で、差音を含む響きを耳で確認しながらロングトーンしていきます。大事な6種類の音程を順番にやっていきます。最初は戸惑っている方も、繰り返して行くうちにコツをつかんで、音程の幅を調節できるようになります。


何十人もの生徒さんとこれをしていますが、響きのある良い音を出す人ほど差音がはっきりと聞こえるし、チューナーも反応します。

ド、ミ、と吹いて、C4,E4と出ていたチューナーが、お、いい響きになったな、と思ってみるとどーんとC2、なんて表記していると、おお!と感動しますよ。(私だけ?)

面白がってやってるうちに息も安定してくるし、響きのある良い音になる練習方法で、わたしは気に入って長く続けています。

Flower04


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コメント

山口さん、コメントありがとうございます

そうでしょ、そうでしょ、私も最初にこれに気付いた時は本当に感動!でした。

そしてブログを読んで実際にやってみてくださった山口さんにも感動です~

さて、その方法で試してみてほしいことがあるのですが。

短六度はミド、差音はソになるのですが、チューナーはどうも上のドの三オクターブ下のドを拾ってしまうのです。

他のはちゃんと法則どおりになるのになぜかな、と思っています。

山口さんのチューナーではどうですか?

先生、こんにちは。

ついにOT120(コルグ)のチューナーを購入しました。

あらかじめ自分で録音しておいたロングトーンにかぶせて、3度から6度までの6種類の音程をリコーダーで鳴らすというやり方で練習しています。

「どーんとC2体験」感動しました!先生だけじゃありません〜♪
差音、拾いまくり状態なので、興奮しています〜笑
本当にオクターブを表す数字が若くなるのですぐ差音だとわかります。
自分の耳で確認できないくらい低い差音もチューナーは拾うんですね。

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