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今度のコンサートは「渡辺清美セカンドソロコンサート」ですが、リコーダーを吹く人は私だけでなく、宇治川朝政さんもチラシに載ってます。
プログラムはルイエのソロソナタばかりですが、1712年から22年の間にロンドンで出版された二重奏版の編曲を入れました。
18世紀の初め、ロンドンは空前のリコーダーブームに沸き、富裕層の愛好家がこぞって楽譜を買い集めました。
演奏家にレッスンを受けると、その料金は目玉の飛び出るほどでした。
ロンドンのやり手の出版社、ウォルシュ&ヘアー社はそこに目をつけ、当時ポピュラーなメロディーを不詳の音楽家に二重奏用に編曲させ、伴奏者や指導者がいない愛好家のために出版しました。
先日千葉のほうであったリコーダーアンサンブルのジョイントコンサートを聴きに行った生徒さんが、「とても良かった!」と大喜びでいろいろ報告してくれました。
「こんな風に良かった…」「こんな風にきれいだった…」と語る彼女は、同じリコーダーを吹く人としての喜びに溢れていました。生き生きして、とても魅力的でした。
「いい演奏会って聴いた後、無性にさらいたくなる(練習したくなる)よね」
これは同じフエフキ仲間の友人の言葉。
同感です。
その生徒さんも、とてもやる気が出たようです。
人をやる気にさせる、元気にさせるコンサートってすごい。
私も9月のコンサート、聴いた人が「ルイエやりたい!」と言ってくれるように頑張りますよ!
今回 、このブログを書くにあたって「差音」をググってみました。
単に「周波数の差の音」と書いてあるものが多く、また「機械では測定できない」と書いてあるものも多かったので驚きました。
数学に弱いので、「周波数の差」と「周波数の比の差」が実際の数字で同じになるのかどうかわかりませんが、違うような気がします。
また、機械では測れない、と書いてあるものも多かったのですが、実際に測れます。
9月のコンサートに向けて、楽器の調子に気になるところがあり、製作家の方のところへ調整に行ってきました。
リコーダーは木でできているので、「調整」は不可欠です。
自分でできるメンテナンスもあるし、そうでないものも、もちろんあります。
今回、コンサートで使う以外の楽器も調整をお願いしたのですが、劇的によくなりました。
教室にいらしてる生徒さんの中でも、楽器が調子悪い、という方が夏場は増えてきます。
暑さと湿気でカビが生えたり、逆にエアコンでカサカサになったり。
お掃除と、オイリングでだいぶ改善できますよ。
楽器は手入れをして長く使っていくと良くなるので、調子が悪いからといってすぐ買い替えたりせずに、大事に使ってほしいと思います。
前回、音程を純正に取るためにはピアノのように平均律で調律された音より高くしたり低くしたりすることが必要だ、ということを説明しました。
何ヘルツ高くしたり、低くしたりするんですよ、と数字で言うこともできます。
でもそれよりもっといいのが、差音を使って耳で聞きわける方法です。
差音とは、二つの音の振動数の比の差の音のことです。
振動数の比、とはつまりピアノの真ん中のラ=440ヘルツならオクターブ下のラ=220ヘルツとなり関係は2:1、比の差は1で、下の音と同じ差音が鳴り、それは下の音に混じってわからなくなります。
2:3のドとソなら比の差は1となり、ドの1オクターブ下のドが差音で、はっきり聞こえます。
差音は振動数の比が整数比になった時、つまり純正になった時に協和して聞こえるので、
それが音程合わせの大きな助けになるわけです。
6種類の音程を正しく取るには。
ここでいう、「正しく」とは、うなりのない美しい響き、つまり純正な響きで、という意味です。
ピアノで「ドソ」(完全5度)を弾くと、ゆっくりですが響きの中にうなりがでます。
これは、現在の調律法である平均律のためです。平均律では純正な響きは得られません。
人間の耳は二つの音の振動数が整数比になっているものを協和している、と感じます。
振動数の比 ド:ソ=2:3 こうなっていると、うなりのない響きになります。
前回の「和音の転回」で、音楽を作る基本の長三和音、短三和音の響きを美しく整えるためには6種類の音程を正しく取れるようになればよい、ということを書きました。
そのことの補足です。
和音はいつでもドミソ、ラドミ、のようにお団子のような形に並んでいるわけではありません。
ドミソはミソド、ソドミ。
ラドミはドミラ、ミラド。
このように重ねる順番を変えることを、「和音の転回」といいます。
並び順が変わっても、和音の構成音が同じなら、同じ和音です。
音の関係を調べます。
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