リコーダーコンソート青葉 その1
昨日はリコーダーコンソート青葉の練習日でした。
リコーダーコンソート青葉(以下RC青葉)は横浜市青葉区に拠点を置く、現在22名のリコーダーだけの合奏団です。発足は17年前。備忘録として書いてみます。
当時私は青葉区のあざみ野とたまプラーザの間くらいに住む、1歳と3歳の男の子の若き母親でした。ときどきレッスンをしたり、年に1回か2回演奏の機会を持つ以外は毎日公園に行き、近所の子も巻き込んで一緒に遊んでいるような暮らしでした。
平日の昼間たまたま帰宅した夫が遠くから私たちを見て、「ずいぶんでかい子供がいると思ったら」私だった、なんて言ったくらいです。うちの子たちのように小さい子から小学校3年生くらいまで一緒になって遊べる、今思えば子育てにはとても恵まれた環境でした。
それはそれで本当に楽しかったのですが、やはり自分がやってきた音楽、リコーダーやバロックのことを話せる相手がいないのは寂しかった。ママ友に「リコーダーをやっているの」と言っても、「え?あの小学校でやるやつ?」とか「リコーダーで音大なんて行けるの?」とか言われてしまいます。音大から研究科を出て、そのまますぐ結婚してしてしまった私にとって公園ママの世界は初めての「社会」。それまで一生懸命やってきたことが、社会から全く認められていないような気がしてとても自信喪失しました。
そこで「そうだ、リコーダー好きの大人とお友達になろう」と思ったのです。「みどり新聞」という地元のミニコミ誌に「ご一緒にリコーダーアンサンブルを楽しみませんか?あざみ野周辺で活動」という投稿をただ一度だけしたのです。その時大人の生徒さんが2人レッスンにいらしていて、私を含め3人だからあと一人いれば少なくとも四重奏ができる…なんて考えていたのですが、予想に反して5人から連絡があり1994年夏に初めてのミーティングを8人でしました。
1歳と3歳の子供はどうしたか?夫は若い猛烈サラリーマンで連日深夜帰宅。土曜日は休みだったので昼まで寝ているのです。金曜日の夜はどうしても子供も寝るのが遅くなるので、やはり昼まで。そこに目を付けました。結婚するときに「土日は仕事をしない」という約束をしてしまったのですが、どうせ寝ているのだし、月に2回だけだから…と説得。練習場所は自宅から歩いて10分の地区センター、時間は家族が寝ている土曜日の朝10時から12時までにしました。私はみんなを起こさないようにそっと家を出て、大急ぎで帰って朝ごはん兼昼食の支度。
ほんとによくこんなこと思いついたな、と今は思いますが、そのときは別に大変とも何とも思ってませんでした。若かったんでしょうね。
リコーダーーコンソート青葉 その2へ続く
« ヨウ素 | トップページ | リコーダーコンソート青葉 その2 »
「リコーダー」カテゴリの記事
- 引っ越し作業をしています。(2019.03.11)
- 2月は逃げる。3月は…(2019.03.03)
- 新春Viva☆リコーダーカルテット 神奈川公演(2019.01.28)
- 新春Viva☆リコーダーカルテット 富士市 ハウスゾンネンシャイン音楽堂(2019.01.23)
- Viva☆リコーダーカルテット静岡公演(2019.01.22)
コメント